ケルヒャー・スチームクリーナーの選び方

掃除の様子は動画にしていますので、よかったらご覧ください。

ロボット掃除機の限界

我が家は、掃除機＋水拭きモップが一体型になっているロボット掃除機を1年ほど活用しており、汚れがひどいときだけ、年に数回、床全体のモップがけをしていました。

でも、ロボット掃除機のモップ付きタイプは、モップが小さすぎてどんなに高性能な機種でもキレイにできる範囲は限界があります。

その証拠に、台所をケルヒャーのスチームクリーナーでちょっと拭いただけで、このような汚れが残ります！

つまり、ロボット掃除機の付属のモップは小さすぎるのです。すぐに汚れてしまい、掃除開始5分後には、汚れたモップで汚れをただ塗り広げているだけになります。

もちろん、一人暮らしの方やペットを飼っていないご家庭、ペットがいても20帖くらいまでの部屋は、掃除機＋拭き掃除が組み合わさった機種は非常におすすめです。

我が家で3台導入しているロボロックは優秀です。まあまあの吸引力でゴールデンレトリバーの毛があっても大丈夫。自動ゴミ集塵でゴミ捨ていらず。振動して叩き拭き掃除をしてくれるため、モップ機能も大幅に向上しています。すぐにモップ汚れちゃいますが。買ったときは12万円くらいだったのですが、今は半額に近いんですね・・・

S7＋がさらに進化したロボロックS8 Pro Ultraは、吸引力が6000PaとS7の2倍以上。さらに5分間隔でモップを自動洗浄してくれます！

拭き掃除型のロボット掃除機ならエコバックスもおすすめです。エコバックスとロボロックで拭き掃除が流行ったと言っても過言でないくらい信頼性のあるメーカー。2024年3月に発売されたDEEBOT T30 PRO OMNIは、モップ自動洗浄（温水＋熱風）もそうですが、吸引力は11000Paとロボット掃除機史上最強、さらにブラシに毛が絡まない！もうこれは、買うしかないレベル。

しかーし！ペットを飼っている、特に大型犬がいるご家庭には、やっぱりロボット掃除機だけでは役不足なんですよね。なんせ、汚れのレベルが違いますから、、。ロボット掃除機には日々の掃除を任せ、汚れが溜まったときにはスチームクリーナーがおすすめです。

スチームクリーナー4機種比較

主に我が家は床掃除がメインなので、ケルヒャーの「SC Upright」、「SC2 EasyFix」、「SC3 EasyFix」、「SC4 Deluxe」の4機種から選定しました。

プレミアムモデルもありますが、違いは付属アクセサリーの数だけで、機能的な違いはありません。アクセサリーは後から購入できます。

また、黄色以外にホワイトモデル(W)もありますが、機能的な違いはありません。

商品	重さ	車輪	スチーム 吐出圧力	起動時間	タンク 容量	連続使用	清掃面積	コード
SC Upright	2.5kg	なし (ｽﾃｨｯｸ)	開示なし	40秒	0.4L	可	50㎡	5m
SC2 EasyFix	2.9kg	あり	0.32Mpa	6.5分	1L	不可	75㎡	4m
SC3 EasyFix	3.1kg	あり	0.35Mpa	35秒	1L	可	75㎡	4m
SC4 Deluxe	5.6kg	なし	0.35Mpa	4分	1.3L	可	130㎡	5m

重さと車輪の有無

SC Upright（SC2 Upright）はスティックタイプで、他の3機種はキャニスタータイプです。

SC Uprightは2.5kgで一番軽いですが、タンクやアクセサリーを含むと3kgを超えるため、我が家ではキャニスター型を選択しました。キャニスター型は床置きなので、重量はほとんど関係ありません。

最上位モデルのSC4 Deluxeには、なんと車輪がついていません笑。タンクやアクセサリーを含むと8kg以上の重さになりますから、毎回の移動が面倒になるでしょう。

起動時間

スチームクリーナーは、タンクの水を加熱して噴射が行えるまでの待ち時間（起動時間）があります。

SC2は起動に6.5分、SC4は4分かかりますが、SC3はわずか35秒で使用可能です。SC3の加熱方式は効率的で、すぐに使えるのが魅力と言えます。

いざ掃除を始めようと思っても、何分も待たされてしまうと意欲がなくなってしまうかもしれません笑。

スチーム吐出圧力

スチームの吐出圧力は、汚れの落ちやすさに直結します。公式サイトでは、スチーム吐出圧力はSC2が0.32Mpa、SC3が0.35MpaとSC3のほうが強く、最上位モデルのSC4と同等の圧力です。

しかし、YouTubeで比較動画を見たところ、SC2のほうがSC3よりもスチームの勢いが強く、公式の見解と違い、再度SC2かSC3か迷ってしまいました。

しかし、SC2はスチームの出し始めは勢いが良いが、噴射を続けていると１分もたたないうちにスチームが弱くなるというレビューをカカクコムで見つけ、結局我が家はSC3を購入しました。

実際に床掃除をするうえで、SC3のスチーム量は全く問題なく、我が家のゴールデンレトリバーが散々汚した床（クッションフロア）もキレイさっぱりです。

タンク容量と連続使用

タンク容量は、スティック型のSC Uprightは重さを抑えるために0.4Lで、SC2とSC3は1L、SC4は1.3Lです。清掃面積は、1回のタンク容量で清掃できる面積ですので、SC4が最も広くなります。

しかし、清掃面積に最も重要な要素は、連続使用の可否です。

SC2はボイラー方式でお湯を沸かすため、タンク内の水が無くなった場合には、本体が冷めるまで待ってから給水する必要があります。また、湯沸かしまで6.5分待つ必要があるため、合計30分程度の時間がかかります。

SC3やSC4は連続使用可能なため、待ち時間なしで水を給水できます。タンク容量はあまり気にする必要が有りません。

とは言っても、SC2でも1回の給水で30分程度の連続清掃は可能です。

広い床面積を清掃したい方、シンクやコンロ周り、お風呂場などの他の場所も連続して清掃したい場合など、30分以上の掃除用途があるかで考えたら良いと思います。

我が家がおすすめするのは・・・

我が家がおすすめするケルヒャーのスチームクリーナーは、SC3です！

起動時間を待つストレスなく、キャニスター型なので重さも気になりません。スチームも十分パワフルで、我が家の床もめちゃくちゃキレイになりました。これは買ってよかった！

ケルヒャーSC3を使うようになってから、クッションフロアの滑りにくさが少し戻ったようで、ゆず（大型犬）も快適そうです。

洗剤を使わず、スチームの力で汚れを除去できるので、ペットや赤ちゃんがいても安全ですよね。

ちなみに、クッションフロアは熱に強い素材ではないので、スチームクリーナーは推奨されていません。

しかし、どうせ10年以内にだめになるのだからと、我が家はガンガン使っています笑。

次張り替えるときは、全面ノンスキッド素材を考えています。

SC3のレビュー

私がケルヒャースチームクリーナーSC3を実際に使用してみての感想です。

一番汚れが落ちるのは「ハンドブラシ」

付属パーツの中で最も床の汚れが落ちるのがハンドブラシです。これは、本来キッチンや浴室のタイルなどを清掃する目的で付属していますが、我が家のクッションフロアの溝には日々の汚れが詰まっており、このブラシでこすると一発で綺麗になります！

しかし、汚れを早く拭きとらないとまた付着してしまうため、ハンドブラシをかけて汚れをふき取ってとかなり労力がかかります。

犬がいなければ、洗剤とデッキブラシでゴシゴシやって、モップでふき取れば時短になりますが、ペットがいるのでどうしても洗剤は使う気になれません。

クロス（ファイバークロス・使い捨てクロス）

付属のモップはマイクロファイバークロス（純正1枚900円～）と使い捨てクロス（純正1枚60円～）の２種類。

ご多分に漏れず、有名メーカーのため互換品も出ています。

純正使い捨てクロス

互換品マイクロファイバークロス

1枚あたり400円～（純正品の半額）の互換品マイクロファイバークロスを使ってみたところ、十分な清掃性でした。洗濯していくうちに、純正品との違いが出てくるかもしれません。

ファイバークロスの純正サイズは（長さ×幅×厚み）が 273 x 112 x 16mmなので、合えば古タオルや雑巾でも代用できそうですね。

カートリッジ

SC3は加熱方式がボイラー式ではないため、起動時間が短くなる代わりに、水垢の成分を取り除く「スケール除去カートリッジ」が必要です。

カートリッジの寿命は、週1回の使用で約1年間、交換時期はランプでお知らせしてくれます。

ただ、SC3には面倒な内部ボイラーの清掃がありませんから、年間1500円程度のランニングコストは許容範囲です。

カートリッジや内部を清潔に保つため、残った水は必ず清掃後にすべて捨てましょう。