水圧が最強のウォシュレットはこれだ!!

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年々弱まるウォシュレットの水圧

水圧が強いウォシュレットがお好みですか?

昔のウォシュレットはどこのメーカーも水圧が強かったのですが、近年は節電(貯湯式→瞬間式に)や節水意識の高まりで、どんどん水圧が弱くなっています。

1990年代に開発当初のTOTOのウォシュレットを使っていた私は、パワーがどんどんと落ちるウォシュレットに嘆いています。

実際に、1977年のTOTO「ウォシュレットGシリーズ」は貯湯式で最大吐水量1.1L/分であったのに対し、1999年以降のTOTO「ウオシュレットアプリコット」では瞬間湯沸かし式に変わり、吐水量は0.43L/分と半分以下になってしまいました。

ゆず

「ウォシュレット」はTOTOの登録商標で、他の会社は「シャワートイレ」と呼ばれているワン!

水圧が強いウォシュレット

TOTO、パナソニック、リクシルなど、長年ありとあらゆるウォシュレットを試してきましたが、残念ながら各社とも水圧が強いウォシュレットは姿を消し、近年ではリクシルのKシリーズエクストラのみとなってしまいました。

長年「ウォシュレット水圧最強派」に愛されてきたKシリーズエクストラですが、2017年モデルで廃盤となり、KA・KBシリーズがその後継となって、吐水量が2/3に減ってしまうという悲劇が起こりました。

ちなみに、吐水孔を小さくして勢いよく噴出すれば水圧は強くなりますが、それだとお尻が痛くなっちゃいますので、吐水量(おしり洗浄水量)≒水圧と考えてほぼ問題ありません。

水圧最強のおしりターボ

各ウォシュレットの水圧比較は以下の通りです(2023年現行品比較表)。

モデル最大吐水量
TOTO アプリコット0.43L/分
リクシル NEW PASSO0.45L/分
リクシル Kシリーズエクストラ
(廃盤)
1.5L/分
リクシル KA/KBシリーズ1.0L/分
リクシル サティス
(タンクレス)
0.5L/分
TOTO ネオレスト
(タンクレス)
0.43L/分
パナソニック アラウーノ
(タンクレス)
0.5L/分

見てもらえればわかりますが、各社0.4L~0.5Lが最大吐水量なのに対し、リクシルのKシリーズエクストラの「おしりターボ」モードは、1.5L/分とぶっちぎりです笑。

他機種の3倍以上の吐水量があるKシリーズエクストラですが、水圧は強いものの尖がった水圧は感じず、たくさんの洗浄水量で心地よく洗い流してくれます。とっても気持ちが良いのです。

リクシル ウォシュレット Kシリーズエクストラの操作盤の画像
Kシリーズエクストラ 水圧最強のおしりターボモード搭載

ちなみにこのKシリーズエクストラですが、旧家で2台、店舗と貸別荘で2台、新居で2台と合計6台採用しています。タンクレストイレ全盛の時期にタンク付きトイレを設置したのもこのシャワートイレを使いたいからに他なりません。

しかし、2017年モデルを最後に、Kシリーズエクストラは昨年廃盤が決まってしまいました。無念…。

KA/KBシリーズに「おしりターボ」モードが新たに搭載され、一応の後継品となりました。KA/KBシリーズの吐水量は2/3に減ったものの1.0L/分であり、他機種の2倍あることを考慮すれば、十分と言えるのかもしれません。

ただ、犬と泊まれる貸別荘の「トライハク西軽井沢ゆずき」では、このKAシリーズを採用しているのですが、やっぱり水圧が物足りない!

前モデルのKシリーズエクストラと比較するとダンチ(死後)で良くなく、正直、KA/KBシリーズは後継とも言えない使い心地です。

おしりターボを押すと水量は確かに変わるのですが、水がワイドに広がる設計のため、水圧はほとんど変わったように感じないのです。TOTOのタンクレス(ネオレストAS)も同じ施設で採用しているのですが、そちらのほうが水圧が高いようにすら感じます。

ちなみに、先ほど挙げた比較表にもありますが、タンクレストイレで水圧が強いモデルは残念ながらありません。

リクシルのタンクレストイレであるサティスのG、Sシリーズには、パワフル洗浄やおしりターボモードが搭載されてはいるものの、最大吐水量は0.5L/分です。タンクレスのおしりターボは大したことがないレベルと考えて良いでしょう。。

Kシリーズエクストラは、もうどこを探しても在庫がなくなり、残念ながら購入できなくなってしまいました。。

その後継モデルのKA/KBシリーズは下記です(ですが、前述したようにあまりお勧めしません。。)

Kシリーズの本体操作の改悪

KA/KBシリーズでは、本体にウォシュレット操作が付いているタイプはKB、壁掛けのリモコン操作はKAシリーズになります。

ウォシュレット最強派のみなさまは、常に最大水圧でシャワートイレを使用しているわけではなく、操作盤で吐水量をコントロールしているはずです。

そんなときは、本体に操作盤が付いていた方が、リモコンよりも操作しやすいため、KBシリーズを選択することになると思います。

Kエクストラシリーズでは、操作盤は本体、便器洗浄(大・小を流すボタン)は壁掛けリモコンと、非常に使い勝手が良いものでしたが、KBシリーズでは便器洗浄はなんとリモコンはなく、手動に改悪されてしまいました。

そして、KBシリーズではフルオート便座もなく、便器の開閉も手動。最悪です。

ほんと、かゆいところに手が届かないリクシル…。なぜそこを省いてしまうのか。

リクシルに意見を送ろう

ウォシュレット水圧最強派のわれわれは、長年迫害を受けてきました。

「最強にしたらちゃんと戻して!びっくりするでしょ!!」(ごもっともです笑…)

「こんなに強いモード必要があるの?」

そんな言葉に虐げられて来た人生でした。しかし、ここで反旗を翻し、リクシルに意見を送ろうではありませんか!

私は、廃盤になったKシリーズエクストラが素晴らしかったことをシャワートイレ設計担当の方に伝えてもらうとともに、後継品のKA/KBシリーズの水流は全然ダメで、「タンクレスでももっと水圧が強いシャワーモデルを出して欲しい」こと、「Kシリーズエクストラの復活を希望すること」などの意見を送りました。

皆さんから沢山の意見が出れば、もしかしたら、動いてくれるかもしれません。

ちなみに、「ウォシュレット 水圧」で検索すると、「ウォシュレット 水圧 強いメーカー」や「ウォシュレット 水圧 強くしたい」などのサジェストワードが出てくることから、一定数(かなりの数?)、水圧が強いほうが心地よいと考えている方がおられると思います。

そんな需要を見越して、リクシルは水圧が高いKシリーズをずっとモデルチェンジしてくれてきました。しかし、全製品省エネ法に対応するために、廃盤にしたようです。

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この記事を書いた人

人間のお医者さん。医学的見地から住宅や犬のことをブログに書いています。ゆずのことになると、お金に糸目をつけない。でもとても倹約家。なにごとも調べないと気がすまない、ネットサーフィンのスペシャリスト。

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