12月から宿泊施設がオープンします!今月始めから床下エアコンを運用して1ヶ月経ったのでそのレビューと、こうしておけばよかったなという後悔した点について話していこうと思います。
床下エアコンについて
過去の記事でも書いているので、よかったらご覧ください。
あと、床下エアコンにした目的はこちらになります。
床下エアコンはメーカーの保証が受けれるよう床上から下端30cmほど上げた状態で設置しています。
床下エアコンにしてよかったこと
良かったことは4点ほどあります。
1つ目は、室内に入った瞬間から温かい
玄関に対して直線的に床下エアコンを配置しているので、室内に入った瞬間から温かいです!
床暖房と同様に運転のスイッチを入れてから、暖かく感じるのは1〜2日時間がかかりますが笑。
2つ目は、ヒートショックが起こりにくいこと
浴室はユニットバスにしています。ユニットバスの下は鋼製束で固定されているので、床下から温かいです。ヒートショックは起こりにくいので住環境としては理想ですね!
3つ目は、室内凍結がおきないこと
当初の目的が達成されたと思います。
給湯器は室内に設置しているので、御代田町の平屋では凍結防止帯が一切ありません!
長い目でみたら電熱線で電気代を気にすることがありませんね笑。
4つ目は、室内温度が一定であること
床下エアコンの設置位置から異なりますが、室内は約23℃です。外気温は一桁台です。ワイヤードリモコンの設定温度は26℃設定、風量は自動です。
もっと外気温が低くなるのが楽しみです笑。
アローファンの効果は?
御代田の平屋にはシーリングファンを設置せず、吹き抜けの空間の暖気を床下に送るためアローファンを設置しています。
あと、個人的にシーリングファンの風が苦手というのもあります。なので、アローファンを設置しましたが、効果があるか不明です笑。
基礎内に空気が循環するので、直接リビングに吹き付けるよりかはいいんじゃないかなーと考えています。
床下エアコンの後悔した点
後悔ポイントは4点です。
1つ目は、基礎配置を失敗したこと
御代田町の基礎の立ち上がり位置をよく考えなかったことです。
対策としては、計画段階で地中梁を利用したグリッドポスト基礎工法※1などにすれば、基礎の立ち上がりが少なく、暖気が通りやすくなります。
2つ目は、床下エアコン設置した部屋が暑いこと
計画段階から気づいていましたが、やはり床下エアコンを設置した空間は温かいです。というか、暑いくらいです笑。
こうならないようにするには、後悔した1つ目の基礎配置をしっかりすれば改善しますね。
3つ目は、遠隔で操作ができないこと
リビングのエアコンは無線や遠隔操作のアプリで操作できます。ですが、床下エアコンは三菱のワイヤードリモコンとしているため、遠隔操作することができません。このリモコンとする理由は、温度センサーを室内機の本体側ではなく、ワイヤードリモコン側の温度センサーから反応するようにしているからです。
私の場合、貸別荘として運用するため、床下エアコンのワイヤードリモコンをゲストの人に勝手に操作されてしまうと、弊害が出てきてしまうので、管理者しか立ち入ることのできない部屋に設置しています。
私も床下エアコンは探りながらの運用なので、基礎知識として床下エアコンは「すぐに温まらない」「夏場、冷房をつけると基礎内結露の発生」があることは理解しています。
ですが、ゲストの方に毎回説明したり、施設内に注意書きしても読まれなかったりしますので(室内が張り紙だらけになるのが好きじゃない)、ゲストが操作できない箇所にスイッチは設けています。
通常の住宅であれば問題ないので、ワイヤードリモコンを隠さなくても良いかと思います笑。
でも、どの住宅でもワイヤードリモコンの設置位置は気をつけたほうがいいです!なるべく、床下エアコンやその他空調機付近にリモコンを設置しないほうがいいです。
平屋なら床下エアコン設置から遠い部屋や空間、総2階建てなら1階で床下エアコン設置から遠い部屋や空間がいいと思います。2階に設置しない理由は、上階は暖かくなるのが早いので、下階に設けるのがセオリーだと思います。
4つ目は、アローファンの音が意外と大きいこと
寝室側の壁沿いに設置しているので、気になりますね〜
取り付けられていたものを確認すると、パターンは給気と排気で風向きが変わり、排気で強弱が選択できるのですが、給気の場合強弱の設定ができないことがわかりました。
設置してくれた工務店にお願いして給気と排気の向きを変更してもらいます。
床下エアコンはおすすめ?
後悔ポイントもありますが、おすすめです!
都内の住宅では温水式の床暖房を導入しています。床下エアコンよりかは立ち上がりは早いと感じますが、電気代が馬鹿になりません。。。
日中はずっと稼働していて、面積は約15畳くらいかと思います。上記の金額は加湿器も動かしているのでその分も入っています。
というか、電気代高いんごね。。
床暖房は温水式なので、床下エアコンと同じ原理で動いています。1ヶ月運転して床下エアコンの電気代はどのくらいになるかな〜笑
1ヶ月後、12月の電気代を公開しますね!
参考にした文献やサイト
- https://j-kenchiku.co.jp/products/197/(J建築システム株式会社)
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